キャットフードをライフステージごとに変えるメリットとは!?
ネコの平均寿命が延びつつある昨今、毎日の食事についての関心もかなり高まってきています。
特にライフステージを意識したキャットフードには注目が集まっていて、多くのメーカーがさまざまな商品を販売しているのです。
しかし飼い主にライフステージの知識がないと、ネコのために最適なキャットフードを選ぶのが難しくなるでしょう。
そこでこちらではネコのライフステージの基本と、それに合わせて作られたキャットフードのメリットをチェックしてまいります。
キャットフードの変更を検討しているのなら、ぜひ参考にしてみてください。
ネコのライフステージとは
ライフステージとは、簡単にいえば年齢によって変わっていく生活の内容や習慣のことです。
年齢に合わせて食事量や運動の仕方が変わってくるのは、誰にでも経験があることでしょう。
人間だけでなくネコにもそういったライフステージの変化は存在し、年齢ごとに適切な生活スタイルは変わっていくものなのです。
特に重要なのは食事内容で、ライフステージによってネコに必要な栄養や食事量は別になってきます。
健康な生活を続けていくためにも、飼い主はライフステージに合わせてキャットフードを変えていく必要があるでしょう。
ライフステージの主な種類
ネコのライフステージは、大きく3つの時期に別けることができます。
以下の年齢をだいたいの目安として、キャットフードを変えていくといいでしょう。
1歳までの成長期
いわゆる子猫の期間である「成長期」は、1歳くらいまで続くとされています。
毎日の食事が成長を促進させるので、高い栄養を備えた幼猫用のキャットフードをたくさん見かけることができるでしょう。
まだ消化の機能が未熟であることを考慮して、動物性たんぱく質が豊富で穀物が少ないキャットフードがおすすめされます。
約6ヶ月までのネコは噛む力が弱いため、ふやかして柔らかくしたキャットフードを与えるといいでしょう。
一方7ヶ月以上になったら、歯の健康を考えて固いキャットフードを優先して使っていくようにしてください。
1~6歳までの成猫期
成熟期である1~6歳のネコは、心と共に体にもたくさんの変化が起こります。
十分な栄養を与えつつ肥満にならないように調整するためにも、ライフステージに合ったキャットフード選びは重要です。
ネコが食べすぎないように食事量と回数に注意し、動物性たんぱく質が取れるものを選びましょう。
また健康面でさまざまなトラブルを抱える可能性も出てくるため、体に優しい無添加のキャットフードを選択するのもポイントです。
7歳以降の高齢期
平均寿命が延びているとはいえ、7歳を過ぎればネコにとってのライフステージは高齢期となります。
これまで以上にキャットフードの与え方には気を使い、些細な変化も見逃さない観察力が求められるでしょう。
高齢期のネコは消化力の衰えを補うためにも、より無添加のキャットフードがおすすめされます。
また運動のためのエネルギーが蓄えられるように、脂質がきちんと含まれたものをチェックしておきましょう。
キャットフードをライフステージごとに変更するメリット
ライフステージごとにキャットフードを変更することは、ネコの健康を守る上で非常に重要なプロセスとなります。
ネコは自分自身で食事の内容や量をコントロールできないため、飼い主が年齢ごとに必要な調整を行う必要があるのです。
今はライフステージ別のキャットフードが多数販売されているので、簡単に適切なものへと切り替えていくことはできるでしょう。
この機にネコのライフステージを考えて、必要な栄養がきちんと取れるキャットフードに交換してみてください。
しかし一方で、ライフステージに縛られすぎないのも大切です。
ネコには個体差があるため、実際の年齢と適切な食事が必ずしも合致するとは限りません。
自宅のネコの様子やスタイルを観察して、臨機応変にキャットフードを変えていくのがおすすめです。
まとめ
ライフステージに合わせてキャットフードを変えることには、ネコの飼育において重要なポイントとなります。
ネコがいつまでも健康でいられるように、そのときに1番適切なキャットフードを選んでいけるようにしましょう。